稲毛っ子ローディのブログ

風と・・光と・・大地と・・ 我がロードバイクとの戯れの日々。

古城街道

ドイツ自転車旅行 最終日

6/16(日) 晴れ


初めてドイツの地に立って12日目。
とうとう帰国の日がやって来た。
楽しい時の時間は本当にあっという間だ。

起床とともに帰国支度。
バイクも飛行機輪行用に分解しセッティング。
よく頑張ったなぁ。マイバイク。
自分にとっては「愛馬」という感じ。

ザックの中をごそごそ整理していると父の写真が出てくる。
そうだ、実は父の写真をザックに忍ばせていた。
生前父はドイツが大好きたった。
音楽もドイツ。
読書もドイツ文学。
ワインもドイツワイン。
ただ結局ドイツに行ったのは退職後の観光旅行1回きりだった。
しかし、今息子の背中で観光旅行では決していけない自転車旅行を共にした。
楽しめたかい?

朝食のあと
チェックアウト時限の11時まで
フランクフルト見物をすることに。

駅前通りはドイツでは珍しくゴミが散乱している。

そうか日曜日の朝の繁華街は世界中どこでも同じ??

遠く正面に見える教会から鐘の音。
音が透き通っていてヨーロッパを感じる。
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真っ直ぐ歩くと欧州中央銀行。
目の前のユーロモニュメントがイカしている。
星の数は国の数。
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フランクフルトは文豪ゲーテの生誕地。
まさにゲーテの町だ。
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欧州中央銀行をバックにゲーテ像。
新旧の取り合わせ。
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そしてそのゲーテ記念館。
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10時開館とともに中へ。
速攻で見て廻ろう。
中国人の団体が多くびっくり。

文豪が読書に耽ったとされる机と椅子。
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そして本棚。
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中庭の花々が美しい。
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駆け足の見学のあと外へ。
記念館のすぐ近くにはロードバイク屋さん。
思わずショーヴィンドウを覗き込んでしまう。
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帰り道、路面電車にもちょい乗りしてみた。
おもちゃのような可愛い車体。
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早足でホテルに駆け込みチェックアウト。
すぐ近くの中央駅にバイクを担いで出発。
昨日使えなかったJAL無料券を使いICEで空港駅に向かう。
午後は空港でおみやげを買ったりぼーっと過す。

空港のJAL窓口でチェックイン。
自転車荷物を受付のドイツ女性にわたす。
彼女、バイクケースをものさしで測っていたが超過料金なくすんなりOK。
あれ?? むしろ日本出発の時よりふくらんでる位なのに・・。
ラッキーというか何というか・・

帰りの飛行機は21:05発。

ああ楽しかった。
この旅は会社の永年勤続の有給休暇のおかげで実現した。
成田に着いたら上司にメールを入れておこう。

しかし、夢のような12日間だった。
美しいドイツの自然と風景。
気持ちいい風。まぶしい光。
予想外にめっちゃ美味しかったドイツ料理。
そして飲み過ぎたドイツビール(笑)
何よりも感動はとことん親切なドイツの人たち。
真剣に移住したくなった(笑)

また来たいなぁ。

ドイツ自転車旅行 11日目

6/15(土) 晴れ~曇り


朝食は8時。
広いレストランは相変わらずサラリーマンばかり。
チェックアウトしようとしたら
旅行案内で説明された金額より20ユーロほど違う。
2日間の朝食が別料金のよう。
確か旅行案内所では朝食込みと言っていたが・・
旅行案内でもらったコンファメーション(宿泊確認書)をチェックインの時に受付に渡してしまい、
手元に証拠がない状態。
クレームが出来ないな。
しぶしぶ朝食代を別に払う。
まあ朝食がバイキングながら相当豪華だったからなぁ・・

さてロードバイクを駆って駅に向かう。
再度昨日巡った旧市街を見て廻る。
さらばニュルンベルク!
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駅に入りJALの「Rail&Fly」切符を自動販売機で買おうとすると
「You cannot buy・・」の画面表示!
どうして??
JALのe-チケットを取り出してよく見ると、
16日(日本への帰国フライト当日)限定になっている!
今日はその前日だ・・。
また想定外・・
ちなみに今回の旅は3回の予算想定外があった。
1回目はJALのバイク荷物超過料金。
2つめはカメラが壊れたこと。
まぁこれも「思い出超過料金」と考えよう・・などと楽観的に開き直る。

さて駅構内にマックがあったので早速入ってみる。
ちなみに自分はいい年してマック大好き人間である。
日本にいる時もバイクツーリング中マックがあるとつい入ってしまう(笑)
馬鹿のひとつ覚えで「チキンバーガー」と注文すると、
レジの女の子から「Eine?(ひとつ?)」
と訊かれる。
ドイツ語の名詞は必ず男性、女性、中性名詞のどれかに分かれる。
eineとは女性名詞の冠詞を指す言葉。
へえそうか・・チキンバーガーは女性名詞なのか・・
とレジで妙に感心する。

照り焼きみたいな味のチキンバーガーとコーヒーでひと息。
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ホームへ入っていきICEの列車に乗り込む。
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ドイツの新幹線や特急には「指定席車両」「自由席車両」の区別がない。
座席毎に電子表示がありその席が予約購入されると表示される仕組み。
つまり電子標示に「Würzburg」と出ていると、今は空いていても
Würzburg駅から誰かがその座席に座る、の意味なのだ。
今日向かうフランクフルトへの途中にそのWürzburgがあるのだが、
空いている席がどれもWürzburgの表示。
あーあ。
座る席がない。
やっと先頭車両で席を確保しやれやれと座り込む。
ところが検札に来た車掌が「ここは一等車です」と。
えっ??
日本では先頭車両がグリーン車ということはまずない。
だいたい、ホームの案内図にあった車両構成と違っているじゃないか??
全くいろいろ疲れるな・・
まあ初めての国を手探りで旅行しているのだからなぁ…
さて、列車が走り出ししばし車窓のぶどう畑を眺める。
のどかな眺め。
時々自分と同じようなサイクリストが走っていくのがみえる。
楽しかったなぁ。

フランクフルトには20分位の遅れ。
へぇ時間に正確なドイツの鉄道も遅れるのか・・
いかに日本の鉄道が正確か改めて感じる。

フランクフルト到着。
何となく懐かしい風景。
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11日前と同じ「ホテルモノポール」へ。
預かってもらっていた飛行機輪行用バッグがちゃんとラゲッジルームに置いてありひと安心。
その日は駅の売店でグリーンカレーとピザを買ってきて部屋で食事。
そこそこ美味しく満足する。
もちろんビールも!

ドイツ自転車旅行 10日目

6/14(金) 曇りのち晴れ


予定どおり今日は終日ニュルンベルク観光。

外はちょっと気温低いがじき暖かくなるかな?
朝食レストラン入口でチェックした女性店員は活き活きした金髪美人。
中は豪華バイキング。
ほぼ100%ドイツ人。
何となく企業の研修宿泊に使っているような雰囲気。
フルーツを腹いっぱい食べる。

9時半ロードバイクでホテルを出発。
まずはバイクで郊外の「ドク・センター」へ。
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これは70数年前ナチ党の全国大会が開催されたという施設跡地。
建物というよりスタジアム競技会場のよう。
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平日朝でもあり人は少ない。
真剣に展示物をみているドイツ人もいるが、
東欧など外国人も多い。
受付の案内表示もドイツ語、英語、仏語などのほか多くの種類の言葉がひしめく。
学校行事で連れてこられて適当に眺めている地元の高校生もいる。ひと様々。
ただ、建物、展示物、公園などを駆使して
メモリアルスペースとしている所はすごいと感心する。

その昔ナチ党大会の日はニュルンベルク近郊に4箇所の拠点があり何万人もの人が集まったとのこと。
ミニ映画が上演されている。
ローラースケートを履いた高校生がいつの間にかタイムスリップする設定。
平和を謳歌する高校生たちの眼前には
狂気の時代の光景がセピア色に広がっていく。
ドイツ人以外の人たちも興味深く見入っている。
全体を通じて感じることは
このメモリアルパークが自国、他国全ての戦争犠牲者に捧げるというコンセプトであること。
・・・我が日本は政治家の靖国参拝で「日本人の犠牲者を偲ぶ」とか言ってるけど、
このようなドイツのメモリアルパークをアジアの人たちがみたら
日本人は自分のことしか考えない・・
などと思うのかも・・
などつらつら考えてしまう。
さて館内見学を終え外に出ると周辺は美しい公園。
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ロードバイクでも一周10分位かかる広大な敷地だ。
ランニングしているのはブンデスリーガ地元「ニュルンベルク」の選手!?
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ドクセンターの見物を終え
11時半位から市内中心部へ向かう。
中心の旧市街でバイクを引いて歩いていると
何と新郎新婦が颯爽と通りを歩いている。
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後から祝福の人々が続く。
へえ。こちらは平日でもこうやって結婚式をあげるんだ・・

さあ有名な「ニュルンベルクソーセージ」の試食。
まずは有名な焼きソーセージの店「ブラットヴュルストホイスレ」へ。
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人気店だけに入れるか不安。
店について見ると12時を回っているのにお客さんはまだ少ない。
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この時期ヨーロッパの街中のレストランはテラスが多いようだけど・・
このレストランもテラスでの食事客を見込んでいる。
雨だとどうなるのかな・・?
テラスに案内され
早速ソーセージ8本入りと当地の地ビール(タッヒャー)を注文。
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おいしい!!
ソーセージはシイの葉でくるんで焼いているとガイド本に書いてあったが
皮と肉の境い目がわからない感じ。
地ビールも美味しい。
このフルーティな香りとほんのりとしたソーセージの口当たりに幸せになる。
テラスの近くの席に1人でおどおどした感じの男性の日本人が腰掛けてくる。
ボーイの男性から「ニホンゴ、スコシワカリマスヨ。『イタダキマス』『ゴチソーサマ』」
などと話しかけられ、どう答えていいかわからずもじもじ笑っている。

店をでると目の前で消防士のパフォーマンス!
何と消防士さん手には花束!
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登っていって部屋の女性にその花束を渡している。
面白い。消防局のアピールなのかなぁ。

午後はカイザーブルグ、中心部の教会それにデューラー生家などをを見て廻る。
1つ1つの建物がでかい。
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カイザーブルクの公園ではここでも結婚式のご一行。
今日は日がいい!?
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マーケットに戻ってくる。
人たちが群れがっている目の前には実は黄金の輪があり、これを3回廻しながら願いを唱えるとその願いがかなうとか。
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このあたりのマーケットはクリスマスの頃になるとキラキラと賑やかになり
ドイツ最大のクリスマスマーケットになるそうだ。
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観光地なだけにWCがあちこちにあり助かる。
聖母教会や聖ロレンツォ教会の中を見学するつもりだったがくたびれてしまいパス。
そして再度中央駅に行き明日の列車の時刻をチェック。
バイクでホテルヘ戻って洗濯。

さて改めて夕食のため中心街へ。
たっぷりワインとビールを飲むつもりだったのでタクシーを呼んでもらう。
で、迎えに来たタクシーはベンツ!!
車内でロックをガンガンかけているのが面白い。

夕食は今回旅行の「シュニッツェルシリーズ」を締めくくるべく
有名な「レストラン・ジュピタール」か駅近くのガストホフのレストランへと
あたりをつけていた。
「ジュピタール」の大きな入口が見つかり中へ。
中庭がテラス。
ちょっと洒落ている。
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ウェイターの少年(?)に
つい格好つけてドイツ語で「ミネラルヴァッサー」と注文すると
「○○○△△△?」とドイツ語。たぶん炭酸かどうか訊いているのかなと思い、
「No soda」というと少年わかったよう。
それを見ていた指導役みたいなお兄さんが少年に笑いながら
「英語で話せ」みたいに言っているのが聞こえた。

今回ツァー実質最後の夜ということで
ちょっと奮発し
ビール×2、焼きソーセージ、スープ、シュニッツェル、デザート、コーヒーとフルコースで注文。

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満腹。
帰り道、8時でもまだ真昼のようだった。
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タクシー乗り場へ。
ドイツは日本のようにタクシーを町中に流していない。タクシーはVW。ホテルへ。
楽しかったツァーも最後の街になったんだなあ。
明日はバイクをかついで列車でフランフフルトに戻る。
何となく部屋で感慨に浸りながらzzz・・・

ドイツ自転車旅行 9日目

6/13(木)  曇り~快晴


アンスバッハ~ニュルンベルク 75km

朝、1Fのレストランに行くと100%ドイツ人。
ビスマルクはシングル泊の中年女性と何やら親しげに話をしている。

当方を見るとビスマルク、「昨日のお店は美味しかっただろう?」
もしかして昨日のレストランの美人女主人に彼は「ほ」の字なのかな?

食事後バイクのあるガレージを開けてもらう。
おっと目の前にはベンツ製ホテル営業車?(笑)
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ホテル入口には「Bett & Bike」の表示があった。
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これはこの宿泊施設が
「自転車ツーリストのためにベットと朝食を安全に安く提供します」
というドイツ共通の表示なのだそう。
改めてドイツがサイクリング王国であることを実感。

バイクの点検をしていると向かいのビルの青年がこちらにニヤッ。
当方もニヤッと返すと
親しげに話しかけてくる。
その青年、「大丈夫、英語で話せ」とことわった後、
「僕も自転車は好きだ」
「どこまで走るの?」
「日本にはサイクリングできる道はないのかい?」
当方、あるにはあるが『ツーリングインフォメーション』とか
『ガストホフ』(レストラン付ドイツ風民宿)
のようなものが日本にはあまりなくドイツの環境はいいと話す。
「Gute reise!」
と別れる。

さて走りだす。
気持ちのいい朝。もうすぐ晴れてくるだろう。
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しばらく走っていると、あれっ?
今度は後輪のワイヤーが危ないような気が・・・
近くのFahrrad Hausのお兄さんにみてもらう。
その兄さん、ワイヤーの針金の一部をポキッと切って「これでOK」
ちょっと乱暴。大丈夫かな??

ではスタート。
天気がいいなか、自転車マークに沿って順調に進む。
ちょっと風があるが非常に気持ちがいい。
ドイツの初夏を満喫。
ただ今日のコースは未舗装道が多い。しだいにお尻が痛くなる。

Wassermunungenauではふさふさした白ひげのおじさんに
「君はどこから走ってきたのか?」「Windsbachはそっちでいいか?」と訊かれる。
行き先を指さしてOKだと答えると
「Danke」。
Windsbachに着きちょっと地図を取り出すと
すかさず屋根でペンキを塗っていたおじさんが
わざわざこちらへ走ってきて
「どうした?」。
一生懸命ドイツ語でニュルンベルクへの道順を説明してくれる。
TVでさかんにエルベ川の洪水のニュースが流れていたことを思い出し、
途中ドナウ川沿いに行くのだが氾濫は大丈夫かと訊くと、
ドナウ川は大丈夫だと。
ひと安心。
それにしてもドイツ人の髭を生やしたおじさんは皆ビスマルクのようにみえる(笑)
彼が一生懸命説明してくれた「Bruck(橋)」とか「Link(左)」とかのキーワードで何とか
行先のイメージがわかり町の中心部へ。
ここでWC休憩。
少し町から降りていくと行先の自転車道が見つかる。
総じて、今回自分が走っている「Burgen Strase Ratweg(古城街道自転車道)」は
よく整備され標識案内も親切なのだが
町にはいると行先がわからなくなってしまうのが難点。
まぁ日本の自転車道よりは格段に親切なのだが。
さて道は森林の一本道になる。
未舗装道もありバイクが真っ黒になってしまう。
あれっ?何でこんなところに日の丸??不思議?
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とある湖畔で例によって宿からお持ち帰りしたハムとパンで昼食。
風が気持ちいい。
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ドイツの宿の朝食はどれもそのまま自転車ツーリングの昼食になるなと改めて感心。
このあとドナウ川がみえてくる。
ドイツ国内だからかなり上流なのだろうがそれでも広い。
川の反対に行くのにトンネルをくぐっていったのはちょっとびっくり。
そして合流!
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ペンキ屋のビスマルクが言った通り
確かに水かさは増えていなかった。
しかし川の色はだいぶ茶色っぽく濁っている。
とても「美しく青きドナウ」という感じではなかった。
でも初夏の日が眩しい。
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結構今日は気温が上がっており汗ばんでくる。
一路ニュルンベルクへと走る。
何かドナウ川沿いに走っている感覚がなく
荒川サイクリング道を走っている感じ。
時々こんな風に貨物船が上流に向かって進んでいく。なかなか面白い光景。
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と、ニュルンベルク市街地手前で
行き止り状態に。
分岐路まで戻り止まって地図を広げる。
また誰か「親切ドイツ人」が来るかもと思っていると
案の定、自転車に乗った、またもやビスマルクのようなおじさんが近づいてきた。
英語が話せるから助けてやるぞと(笑)
おじさん「自分は仕事で最近9か月西宮にいた」
「ただ日本語は駄目だけどね」。
そして「ニュルンベルク中央駅へのコースは2通りある。
仮に川沿いの道をパターン1、内陸寄りの道をパターン2としよう。
パターン1は川沿いは1本道だが、そのあと中心街を突っ切って駅に行く必要がある。
パターン2は大通りを真っ直ぐ行けばいいのだが車の往来が多いんだ・・」
などなど長所・短所を交えて説明してくれる。
いやぁあっぱれ。親切ここに極まれり、だな。
以前仕事でニューヨークやロンドンに出張したことがあるが、
総じて欧米人は『困っている人がいたら助けるものだ』
と小さい頃から躾けられている感じがする。
特にドイツ人はその傾向が強いようだ。
これも『騎士道精神』からくるのかな・・・
ペダルを漕ぎながらそんなことを考えている。

さて、かの西宮おじさんが教えてくれたパターン1を進み
こちらが中央駅だろうと中心街を走っていったが・・
街中でチンプンカンプン。
大きな街だけに閉口する。
たまらずドイツ人のサラリーマンに中央駅への道を聞く。
やっとニュルンベルク中央駅到着。
でかい。駅は重厚な建物。
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何となくドイツ版大英博物館という雰囲気。例えが変かな(笑)
駅前の旅行案内所で今日の宿を相談。
今日は会議が多く近くのホテルが一杯らしい。
一泊80€のホテルしかないとのこと。
二泊分の契約で77€になるとの説明を受ける。
まぁ仕方ないか。
ツーリングの終幕の地では家庭的な宿に宿泊したいなあと漠然と思っていたのだが。
夢と消えてしまった。残念・・
ホテルはバイクで20分位走ったところにあった。
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近代的で部屋は広くて清潔。
洗濯そして輪行袋も広げて乾かす。山小屋みたいになってきた(笑)
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さて食事だ。
駅への大通りを街へ食事に行くが
なかなか食べるところがない。
1km位歩いてテラスのイタリア料理店。
ここで食べるとしよう。
イカ料理とサラダを注文。
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味はまあまあだったが、
ニュルンベルクまで来てイタ飯とはなぁ(苦笑)
ホテルに戻り、
明日の市内見物の予習をしながらうとうとzzz・・・

ドイツ自転車旅行 8日目

6/12(水) 晴れ時々曇り

ローテンブルク~アンスバッハ 40km

朝食時、日本人のOL風3人連れが隣の席に。
おそらく彼女らもこの宿に泊まったのだろう。

チェックアウトの後、当宿のおねーさんに
記念写真を撮ってもらう。
さて出発。
と、バイクの掃除をしていたら
フロントギアのワイヤーが殆ど切れそうになっていることに気づく。
あっ、まずいと思って調整しようとしたら、プツッと切れてしまった。
な、なんと・・・
これでは走れない!
さっきのオネーサンに近くに自転車屋さんがあるかと訊くと
すぐ自転車屋のパンフレットを持ってきて教えてくれる。
コワイ顔をしているが親切。

早速バイクを引いて歩き始める。
あっ馬車が・・また中世にタイムスリップ。
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歩いている途中気が動転していてナットを落としてしまった。
大丈夫かな?

線路を越えて10分ほど歩いていくと、
あった! 「Fahrradhaus Krauß(クラウス自転車店)」。
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入り口に座っていたおじいさんが対応するのかと思ったら
奥から若奥さんが来て応対してくれる。
「ナットはないの?」と訊かれて
「落してしまった・・大丈夫でしょうか」
「OK」と。
奥にバイクを持っていって15分ほどでワイヤーなど補修してくれた。
ああ良かった。
ひと安心。
ワイヤー交換、ナット補充のほかチェーンも綺麗に油差ししてくれて、10€。
神様のような自転車屋さん! 
「Fahrradhaus Krauß」のご恩は一生忘れません。
若奥さん、「どこから走ってきたの?」
マンハイムから走り続けてこれからアンスバッハへ行くと応えると
にっこり。
「Vier Danke fur Ihre Helfe」(大変お世話になりました)と声をかけ店をあとに。

さて再度町の中心部まで戻りアンスバッハへの自転車道を出発。
平日なのであまり走っている人もいない
すれ違う人も今日は無愛想な人ぱかり。
ひとり、おじいさんに「アンスバッハはこちらの方向でいいか」と訊くと
ドイツ語であと25kmだよと教えてくれる。

田園と牧場の中をひた走る。
この風景はまさに大陸。
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途中ベンチを見つけて朝のお持ち帰りパンでランチ。
アンスバッハには15:30に着。
が、方向を間違え駅の南側に行ってしまう。
今回の旅では、バイクに全世界対応のナビを装着している。
これでだいだいの場所はわかるものの細かく調べようとするときびしい。

何とか駅の前に出る。
大きいのか小さいのかわからないような町並み。
有名なヨハンセバスチャンプラッツの建物も修復中。
DSCN0114
旅行案内所は小さいいでたち。
オープンしているか心配だったが営業していた。
早速中に入り今日の宿を尋ねる。
最初の応対の女性は英語ダメ。奥から体格のいい年配の女性がでてきて
英語で応対。
何とか宿を探してくれて
ホテルガルニ「Bil Baum」に落ち着く。
DSCN0116
中からビスマルクのように立派なひげをはやした、杖のおじさん。
彼もドイツ語オンリー。受付の時、「日本も今は夏か?」と訊かれる。
ニュージーランドあたりと混同してるのかな??
何とか話が通じバイクも倉庫に格納してくれて
レストランも紹介してくれた。
そのレストランは宿から7、8分位。
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入り口では何ともユーモラスな人形がお迎え。
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店は入ると今女性客とテラスでおしゃべりしていた女主人らしき女性ががテラスに座れと。
この女性が往年の大女優シャーリーマクレーン似の超美人!!
あーツーショットを撮りたかった(笑)
ビールとシュニッツェルを10分位で出してくれる。DSCN0123
とても美味しい。
お肉がとてもジューシー。また上質のオリーブオイルの香りがほんのり。
どこのシュニッツェルも美味しかったがここのシュニッツェルはさらにベストかも。

満腹でホテルへ。
途中、愛想のよさそうな犬。
DSCN0125

夜、TVをみようとするが、チューナー操作が難しい・・
ローテンブルクでもそうだったが・・
またドイツの民宿やユースホステルにはドアロックがなく
外鍵を使って内側からかけ直しをしなくてはならず面倒くさい・・
夜、TVで「Das Vogel」という映画。
あっ、これは ヒッコックの名作「鳥」か・・。ドイツ語吹込みで放映。
何となく面白いなぁと思いつつTVをつけっ放しでzzz。

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